ミスチルって、社会派バンドですよね。 ……と、ずっと思っていました。 『タガタメ』『マシンガンをぶっ放せ』『禁断の実』。 戦争、命、環境問題。そういう曲の印象が強くて、僕の中ではずっと「社会も歌うバンド」というイメージだったんです。 で、今回も…
梅雨真っただ中ですね。 雨の日は正直あまり好きじゃありません。 でも不思議なもので、雨の日に聴くミスチルは妙に沁みるんですよね。 ふと気になって267曲を追ってみたら、「雨」が出てくるのは17曲でした。 割合にすると6.4%。 たぶんミスチルの歌詞で一…
大阪公演の風邪による中止から、2週間が経ちました。 そして6月13日(土)、香川公演。 香川に参加した知人がいたので、桜井さんの様子を聞いてみました。 その人はDISCOVERYツアーの頃からライブに通っていて、桜井さんの声や普段のパフォーマンスもよく知っ…
桜井さんの風邪によるライブ中止から何の公式発表もなく、心配な気持ちと若干気分も落ち込み気味かとは思います。 そんな中、「again」をよく聞いていますが、「よし今日も頑張るぞ!」みたいな元気が出るわけじゃない。 もっと小さい。 「……まぁ、もう一日…
急なニュースで驚きました。 まず桜井さんの体調を心配しています。 そして、大阪公演に参加する予定だった人たちのことを思いました。 自分も大阪公演は応募していました。(落選していましたが.....) だから、完全な他人事ではありません。 今回の件で思…
267曲を全曲解剖していて、ずっと気になっていたことがあります。 ミスチルの主人公って、ほぼ男なんですよね。 女性が主人公の曲はたったの3曲。 じゃあその相手として歌われる「君」――つまり女性は、どんな存在として描かれているのか。 改めて全部読み返…
前回、Mr.Childrenの歌詞と「死」について書きました。 今回はその続きです。 僕が20年間ずっと気になっていたことがあります。 「ミスチルの歌詞って、仏教と似てるよなぁ」 ずっとそう感じていたんですが、お蔵入りしようと思っていました。 仏教の専門家…
267曲の歌詞を読んでいて、ずっと頭の片隅に引っかかっていたテーマがあります。 「死」です。 『深海』を聴いた頃からずっと気になっていた。でも時系列で並べ始めた瞬間、ちょっと鳥肌が立った。 桜井さんって、30年かけて「死との距離」が変わってるんで…
「ミスチルって、やたら季節の曲多くない?」 そう思ったことはないでしょうか。 「夏の匂いする曲多いよなぁ」とか、「冬の帰り道に聴きたくなる曲あるよね」とか。 で、気になって数えました。 深夜に歌詞カード見返しながら、「これは季節扱いでいいのか……
「これ、俺のことじゃん」 Mr.Childrenを聴いていて、ふとそんなふうに思ったこと、ありませんか? 誰もが寝静まった深夜1時。 イヤホンから流れてきた一節に、 まるで自分の胸の奥を勝手に覗き込んできたような妙な感覚。 僕はあります。というか、何度もあ…
「ミスチルって何を歌うバンドなの?」 こう聞かれると、毎回ちょっと詰まるんですよね。 恋愛?いや人生?応援歌? うーん、どれも正しい気がするし、どれも違う気もする。 Mr.Childrenの曲って、ぱっとイメージは浮かぶのに、「これだ」と言い切るのが難し…
「なんでミスチルの曲って、気づいたら入り込んでるんだろう?」 そう思ったことはありませんか。 僕は30年ずっと思っていました。 で、デビューからの曲を1曲ずつ見ていきました。 正直、途中で「何やってんだろうな」とも思ったんですけど。 数えてみたら…
「ミスチルって、やたら"君"って言うよな」 そう思ったこと、ありませんか。 恋愛の曲でも、人生の曲でも、気づけばそこに「君」がいる。 じゃあ実際、どれくらい使われているのか。 気になって全ての楽曲を調べてみました。 我ながらやりすぎたかもしれませ…
Mr.Children 全曲リスト デビューから2026年「産声」まで、全267曲を収録しています。青い曲名をクリックすると歌詞解釈記事に飛びます。 集計について 全266曲の内訳は以下のとおりです。 280曲 − インスト9曲 − バージョン違い5曲 = 266曲 なお、以下の4…
いつも読んでくださってありがとうございます。 何とかアルバム『産声』の解釈記事を書き終えることができました。 ここまで読んでくださった皆様には、心から感謝しています。 本当にありがとうございました。 最近、よく思うんです。 例えば、僕が駅前で「…
この曲を、氷河期世代への鎮魂歌として聴いています。 かなり個人的な読みですが、最後まで付き合ってもらえると嬉しいです。 捨てたメモが意味するもの 要らないと思って捨てた1枚のメモ用紙 そこに書かれた数字が 今になって必要だったパスワード 最初は「…
「Stupid hero」、日本語で「愚かな英雄」。 「ん……ヒーローが、愚か? 普通は逆では。」 そう思って当然です。 この曲、その違和感ごと抱えて読み進めると、最後に「そういうことか」となります。 「stupidだ 人々は」―呆れではなく、苦笑いと愛情 冒頭から…
『ウスバカゲロウ』。 アルバムの中に、こういう曲を何食わぬ顔で入れてくるからMr.Childrenファンをやめられない。 一聴すると、わりと地味な失恋ソング。 『名もなき詩』や『HANABI』のような、誰が聴いてもすぐ分かるキラーフレーズがあるわけでもありま…
この曲、人類の欲望の話をしているようで、最後は「どこで、誰と生きるか」に着地する歌だと思います。 禁断の実。アダムとイヴ。知恵と欲望。環境問題。火星移住。格差。人類の未来。 普通なら一曲がパンクします。でも最後に「君とここにいる」と言った瞬…
眩しいものを見てしまったとき、人は二つに分かれる。 「すごいな」で終わる人と、「悔しい」と感じてしまう人に。 この曲は、後者の話です。 そして、その「悔しい」を辿っていくと、最後に意外な場所にたどり着くんですよね。 冒頭で、一気に世界ができる …
アルバム『産声』の中でも、この曲は少し静かです。 最初はただの“いい歌だな”で終わりそうになるんですけど、 よく聴くと、この曲はずっと同じものを描いています。 「傘」の変化です。 しかもその傘、三回姿を変える。 必要だった傘、折れ曲がった傘、そし…
この曲、情景はとても美しいのに、読み終えるたびに「結局この二人はどういう関係なんだろう」と立ち止まりたくなります。 結婚できない男女にも、いけない恋にも読める。 それはたぶん、この歌詞が"はっきりさせない状態そのもの"を描いているからだと思い…
この曲、イントロと「weh eh ohイエーオオー」の叫びがすべてだと思う。 40秒のイントロ。 何かが始まる前の、不穏な助走。 音は鳴っているのに、何も解放されない。圧だけが積み上がっていく。 さぁ 何が起こるでしょう? さぁ 今夜のGREAT SHOW これは内省…
『空也上人』。 正直、最初にタイトルを見たときは、ちょっとザワつきました。 「桜井さん、ついに仏教そのものを歌い始めたのか……」と。 アルバムの中に、急に平安時代の僧侶ですからね。 ところが実際に聴いてみると、説法っぽい曲ではありませんでした。 …
アルバムラスト曲『家族』。 ここに置いた意味、ものすごく大きいと思いました。 一言でいうとこれは “人生を一周して、最後に残るものは何か”を静かに見つめる歌” です。 そしてラスト曲だからこそ、アルバム『産声』全体で描いてきた、 孤独や欲望、愛、理…
卒業ソングといえば、この曲を思い出します。 でも『旅立ちの唄』って、いわゆる“青春ど真ん中の卒業ソング”とは、ちょっと違うんですよね。 むしろ、かなり静か。 大声で「頑張れ!」とも言わないし、涙を煽る感じもない。 だからなのか、ミスチルのシング…
この曲、ミスチルの中でもかなり異質だと思います。 というより、"難解"という言葉すら、ちょっと違う気がしていて。 難しいというより、解釈そのものを拒んでくる曲なんですよね。 意味があるようにも思えるし、最初から意味なんてなかったようにも思える。…
この曲、反省文だと思っています。 静かな、静かな反省文。 ずっと隣にいたのに、ちゃんと隣にいなかった男の話。 歌詞解釈 最終のバスにはまだ間に合うかなぁ 冒頭の「最終のバス」。 これはやり直す最後のチャンスのメタファー。 もうこれを逃したらもう会…
アルバム『産声』のタイトル曲です。 13曲を通して、いろんな人間の姿を見てきました。 不器用で、迷って、傷ついて、それでも生きている人たちの話。 その全部を受け止めて、最後にこの曲が言うのは 「それでよかった」なんだと思います。 正直、ちょっと泣…
この曲、派手じゃないですよね。 社会批評もないし、怒りもない。でも妙にリアルで、妙に今っぽい。 「これ、ちょっと自分見てるみたいで嫌だな」って思ったファンもいるかもしれない。 で、この曲の本質を一言で言うなら、「何者でもない自分を、そのまま受…