miss you
アルバム『miss you』のラストを飾る『おはよう』。 特に派手なアレンジも劇的な展開もない、ただ朝起きて夜寝るまでの何でもない1日を歌った楽曲。 でもその中に何か普段見落としがちな「普通の幸せ」を感じるんですよね。 なぜそう感じるのか?歌詞を追い…
初対面のはずなのに「あれ?どこかで…」。 そんな不思議な既視感を歌った『deja-vu』。 今回は楽曲に込められた「深い感謝の気持ち」を軸に、歌詞を読み解いてみます。 理屈では説明できない「知ってる」感覚 夢で見た記憶に 導かれるように はじめてのはず…
『黄昏と積み木』はどこか「Home」的なあたたかさを感じる、聴いていてほっとする楽曲です。 日常の小さな幸せを丁寧に積み上げていく、大人の愛情を歌った一曲。 その魅力を一緒に探っていきましょう。 金曜日の小さな奇跡 金曜日の仕事が 思いがけず早く済…
はじめに ―― 山道で感じた、あの感覚 今日、いつものように一人で山歩きをしていました。 途中、登山道から少し外れたところに、明らかに動物が作った細い道を発見。 いわゆる「ケモノミチ」ですね。 なんとなく興味に惹かれて、その道を少しだけ歩いてみた…
「時間がない」という現実の前で 「時間がない」——この現実を前に、あなたはどう感じますか。 諦めますか、それとも「いや、まだいけるかも」と思いますか。 『We have no time』は、そんな大人特有の複雑な心境を正面から歌った曲です。 楽曲の背景にある想…
この楽曲を聴いていると、薄暗いバーの片隅で静かにグラスを傾ける大人の時間が目に浮かびます。 表面的には恋愛の終わりを歌った楽曲です。 でも深読みすると、人生の転換点における複雑で矛盾した感情を歌った、桜井さんの内省的傑作に思えてきます。 バー…
前曲『見えざる手』で心をかき乱された後の『雨の日のパレード』。 この落差がなんとも言えない、まさに嵐の後の静けさです。 ただ、タイトルを見て最初に思ったのは「雨の日にパレード?」という疑問でした。 普通、パレードは晴れた日にやるもの。 なのに…
「アート=神の見えざる手」・・・ミスチルをデビューした頃から聴き続けていますが、こんな難解な歌詞は初めてです。 もう、歌詞の意味を色々考えすぎて訳わからんくなってきたので、「自分はこう思う!」っていうのをそのまま書きます。 桜井さんの意図と…
初めて『LOST』を聴いたとき、「これは重い歌だな」と思いました。 どのフレーズも暗くて、光が見えなくて、深い霧の中にいるような印象。 特に「立ち尽くしている」という言葉がズシンと心に響く。 でも不思議なことに、聴き終わった後、そこまで嫌な気分に…
タイトルの長さに込められた未練 今回は『Are you sleeping well without me?』の歌詞解釈です。 まず、タイトル長いですよね。 なんでこんなに長いタイトルにしたんでしょうか? 長いタイトル 「Are you sleeping well?」なら、ただの優しい問いかけ。 「ち…
軽快なアコギのイントロで始まる『青いリンゴ』。 どこか日常の延長線上にあるような、さわやかな一曲です。 けれど歌詞を丁寧に読んでいくと、大人になったからこそ感じる「痛み」と「再出発」の物語が隠れていることに気づきます。 その象徴が、「傷んだリ…
アルバム『miss you』の2曲目『Fifty’s map』。 20代の頃、カラオケで尾崎豊を熱唱していた世代が、今まさにこの歌の主人公になっているのではないでしょうか。 「大人になったら、もっと自由になれる」——そう信じていたあの頃。 でも実際に歳を重ねるほど、…
『I MISS YOU』は、アルバム『miss you』の扉を開く1曲目。 一見すれば失恋ソング。 けれど耳を澄ますと、そこには人生の折り返し地点で誰もが抱える根深い疑問が潜んでいます。 20代、30代、40代——同じ曲でも年齢によって聞こえ方は変わるもの。 40代で聴く…