産声
この曲を、氷河期世代への鎮魂歌として聴いています。 かなり個人的な読みですが、最後まで付き合ってもらえると嬉しいです。 捨てたメモが意味するもの 要らないと思って捨てた1枚のメモ用紙 そこに書かれた数字が 今になって必要だったパスワード 最初は「…
「Stupid hero」、日本語で「愚かな英雄」。 「ん……ヒーローが、愚か? 普通は逆では。」 そう思って当然です。 この曲、その違和感ごと抱えて読み進めると、最後に「そういうことか」となります。 「stupidだ 人々は」―呆れではなく、苦笑いと愛情 冒頭から…
『ウスバカゲロウ』。 アルバムの中に、こういう曲を何食わぬ顔で入れてくるからMr.Childrenファンをやめられない。 一聴すると、わりと地味な失恋ソング。 『名もなき詩』や『HANABI』のような、誰が聴いてもすぐ分かるキラーフレーズがあるわけでもありま…
この曲、人類の欲望の話をしているようで、最後は「どこで、誰と生きるか」に着地する歌だと思います。 禁断の実。アダムとイヴ。知恵と欲望。環境問題。火星移住。格差。人類の未来。 普通なら一曲がパンクします。でも最後に「君とここにいる」と言った瞬…
眩しいものを見てしまったとき、人は二つに分かれる。 「すごいな」で終わる人と、「悔しい」と感じてしまう人に。 この曲は、後者の話です。 そして、その「悔しい」を辿っていくと、最後に意外な場所にたどり着くんですよね。 冒頭で、一気に世界ができる …
アルバム『産声』の中でも、この曲は少し静かです。 最初はただの“いい歌だな”で終わりそうになるんですけど、 よく聴くと、この曲はずっと同じものを描いています。 「傘」の変化です。 しかもその傘、三回姿を変える。 必要だった傘、折れ曲がった傘、そし…
この曲、情景はとても美しいのに、読み終えるたびに「結局この二人はどういう関係なんだろう」と立ち止まりたくなります。 結婚できない男女にも、いけない恋にも読める。 それはたぶん、この歌詞が"はっきりさせない状態そのもの"を描いているからだと思い…
この曲、イントロと「weh eh ohイエーオオー」の叫びがすべてだと思う。 40秒のイントロ。 何かが始まる前の、不穏な助走。 音は鳴っているのに、何も解放されない。圧だけが積み上がっていく。 さぁ 何が起こるでしょう? さぁ 今夜のGREAT SHOW これは内省…
『空也上人』。 正直、最初にタイトルを見たときは、ちょっとザワつきました。 「桜井さん、ついに仏教そのものを歌い始めたのか……」と。 アルバムの中に、急に平安時代の僧侶ですからね。 ところが実際に聴いてみると、説法っぽい曲ではありませんでした。 …
アルバムラスト曲『家族』。 ここに置いた意味、ものすごく大きいと思いました。 一言でいうとこれは “人生を一周して、最後に残るものは何か”を静かに見つめる歌” です。 そしてラスト曲だからこそ、アルバム『産声』全体で描いてきた、 孤独や欲望、愛、理…
アルバム『産声』のタイトル曲です。 13曲を通して、いろんな人間の姿を見てきました。 不器用で、迷って、傷ついて、それでも生きている人たちの話。 その全部を受け止めて、最後にこの曲が言うのは 「それでよかった」なんだと思います。 正直、ちょっと泣…
この曲、派手じゃないですよね。 社会批評もないし、怒りもない。でも妙にリアルで、妙に今っぽい。 「これ、ちょっと自分見てるみたいで嫌だな」って思ったファンもいるかもしれない。 で、この曲の本質を一言で言うなら、「何者でもない自分を、そのまま受…
こういう曲を何年かに一度、何事もなかったように出してくるから、僕はミスチルファンを30年も続けているのかもしれません。 『Again』。 最初に耳へ入ってきたのは、やっぱりサビのメロディでした。 『youthful days』の疾走感と、『ポケット カスタネット…