Mr.Children歌詞解釈記

ミスチルファン歴30年。

【weh eh oh、それが答えだ】Mr. Children「キングスネークの憂鬱」歌詞解釈

この曲、イントロと「weh eh ohイエーオオー」の叫びがすべてだと思う。

 

40秒のイントロ。

何かが始まる前の、不穏な助走。

音は鳴っているのに、何も解放されない。圧だけが積み上がっていく。

さぁ 何が起こるでしょう?
さぁ 今夜のGREAT SHOW

これは内省に内省を重ねたツアーを終えたバンドの話だと思う。

ひとりで抱えすぎた時間。

桜井さんはその反動で「今度は掛け合いがしたい」と言った(iTunesインタビュー)。

田原さんが「ワクワクしつつ不穏」と表現したイントロは、その助走そのものだ。

キングスネークとは?

で、キングスネークは何か。

心の中に
巨大なキングスネーク
住んでることに気付きもせず

主語は桜井さんじゃない。

「君」——僕たちの話だ。

普段の僕たちは、ちゃんと社会に収まってる。そう思ってる。

LIVE会場で、何か得体のしれないものが自分に乗り移った事はないか?

普段の生活では決して表に出てこない"あれ" がキングスネークだと思う。

キングスネークは毒蛇さえ丸ごと食らう。

そんなものが内側に住んでいるのに、気づかないまま生きている。

さぁ 何をすべきでしょう
さぁ 君を迎えに行こう
一切の憂鬱を その声に乗せて
weh eh oh 吐き出せ

「weh eh oh」は歌じゃない。

LIVEで観客と一緒に叫ぶために置かれた穴だ。

しかもこれは「オーオー」じゃダメで、「ウェ・エ・オー」じゃないといけない。

あの音じゃないと、キングスネークは出てこない。

簡単にブレーキを 踏む癖をやめて
weh eh oh 動き出せ!
今日の不景気を 笑い声で蓋して
weh eh oh
踊り出せ 生きてる証を 魂と共
weh eh oh 解き放て

桜井さんが「掛け合いがしたい」と言ったのは、そういうことだと思う。

この曲はバンドだけでは完成しない。

会場にいる僕たちが叫んではじめて、キングスネークが解き放たれる。

 

・・・・とはいいつつ、今ツアー、チケット15連敗中で多分参加できませんが(泣)

でも、行けない僕の分まで、会場にいる誰かが叫んでくれる。

その声が合わさって初めて、このキングスネークは完成するのだ。

そう思うと、この憂鬱さえも、曲を構成する一つの音のように思えてくる。

 

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