Mr.Children歌詞解釈記

ミスチルファン歴30年。

桜井さんの風邪と、思い出した22年前の大阪城ホール公演

大阪公演の風邪による中止から、2週間が経ちました。

そして6月13日(土)、香川公演。

香川に参加した知人がいたので、桜井さんの様子を聞いてみました。

その人はDISCOVERYツアーの頃からライブに通っていて、桜井さんの声や普段のパフォーマンスもよく知っている人です。

 

「桜井さん、どうだった?」

そう聞くと、

「声はかなり良かった。若干気になるところもあったけど、許容範囲」

との返事。

さらに、一緒に行った人(ミスチルのライブが初めてだったそうです)は、終始

「桜井さん歌がうまい!」

と言っていたそうです。

その言葉を聞いて、正直ほっとしました。中止の知らせを見た時は、「大丈夫なんだろうか」と心配の方が先に立っていたので。


22年前の大阪城ホール

知人の話を聞きながら、ふと、あるライブを思い出しました。

今から22年前。

2004年の『シフクノオト』ツアー、大阪城ホールです。

あの日のことは、今でもよく覚えています。オープニングから、なんとなく違和感がありました。

「あれ? 今日は少し声が違うかも」

そんなふうに感じていたんです。すると最初のMCで、桜井さんがひと言。

「わかる?」

喉の不調のことでした。

「やっぱりそうだったんだ」と思ったのを覚えています。

でも、そこからのライブが本当にすごかった。

会場から送られる声援。
客席全体の空気。

途中には観客が一緒に歌うような場面もありました。

あの時、

「ライブって、演奏している側と観ている側で作るものなんだな」

そう思ったことを今でも覚えています。

そして不思議なことに、後半になるほど声が出ているように聴こえたんです。

もちろん実際のところは分かりません。

でも、あの日は声に魂が乗っているように聴こえたんです。

歌の上手さや技術だけではない。

何かを伝えたいという気持ちそのものが、歌になっているようでした。

Mr.Childrenのライブを30年近く見てきましたが、今でも自分の中ではベスト3に入る公演です。


だからこそ

あの日の桜井さんは、喉の不調を抱えながらも歌い切りました。

今でも忘れられないライブです。

でも、あれから22年。今の桜井さんは、また違う時間を歩いています。

年齢も違う。

背負っているものも違う。

だからこそ、無理だけはしてほしくない。

知人の話を聞いて、肩の力が少し抜けました。そして同時に、22年前の大阪城ホールを思い出しました。

あの日、必死に歌っていた桜井さんの姿を。