Mr.Children歌詞解釈記

ミスチルファン歴30年。

【日常肯定ソング】Mr.Children『Sign』歌詞の意味と解釈 〜何も起きない愛の歌〜

Mr.Children『Sign』。

ドラマの主題歌として大ヒットした曲なんですけど、
派手な盛り上がりがあるわけでも、強いメッセージがあるわけでもない。

なのに、じわじわと染みてくる。

届いてくれるといいな
君の分かんないところで 
僕も今奏でてるよ

「届いてくれるといいな」という歌い出し。

「届けたい」でも「届ける」でもない。

諦めにも似た願望系。

相手が気づかないところで、見返りも求めずに奏でている。

「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返して僕ら
人恋しさを積み木みたいに乗せてゆく

積み木なんですよね。

ちょっと油断するとガシャンと崩れる。

「愛してる」なんて大きな言葉より、この不安定な積み木をひとつずつ乗せ続ける行為に、愛が宿ってる気がします。

もう 何ひとつ見落とさない

「もう 何ひとつ見落とさない」の「もう」が、ずっと気になってる。

昔はさんざん見落としてきた、という後悔の匂いがする。

わかってたのに、気づかなかったふりをしてきた日々。

身体でも心でもなく愛している

じゃあ何を愛してるのかって、ずっと考えてたんですけど。

変な寝癖とか、笑う時の目の形とか、コーヒーの好みとか。

その人が生きてきた時間そのものを愛してる、ということなのかなと。

そうやって暮らしてゆこう

最後、曲は「暮らしてゆこう」で終わる。

「愛し合おう」でも「生きていこう」でもなくて。

この言葉選びが、この曲の全部だと思う。

さいごに

裏を読もうとして、やめました。

どうしても見つからなかったんです。

拍子抜けするくらい、ただまっすぐで。

それがこの曲の答えなのかもしれませんね。